オハイオ州の規制当局は、予測市場運営会社カルシとの争いを激化させた。州が無許可のスポーツ賭博行為と説明する件をめぐり、500万ドル(約8億円)の民事罰金を科す意向通知を出した。

オハイオ・カジノ管理委員会(OCCC)は、カルシが必要なスポーツゲーミングライセンスを保有せずに、オハイオ州住民に対してスポーツ関連イベント契約の提供を継続してきたと述べた。規制当局は、これらの契約がスポーツイベントに対する従来の賭けと同様に機能し、そのためオハイオ州の規制されたスポーツ賭博の枠組みに該当すると主張している。

オハイオ州が措置に踏み切る理由

スポーツ賭博は、オハイオ州では認可事業者を通じてのみ合法であり、参加は21歳以上に限られる。オハイオ州カジノ管理委員会(OCCC)によると、カルシは18歳からスポーツ契約を取引できるようにし、同州の課税要件と責任あるギャンブル要件にも従っていないため、この制度の外で運営している。

オハイオ州のデイブ・ヨスト司法長官は、州が「カルシに警告を発した」との声明を公表した。 これは、同委員会の執行措置を支持する姿勢を示すものだ。

カルシ、州当局の権限を争う

カルシは、スポーツ賭博を提供していないと主張している。 また、同社はイベント契約が連邦規制下の金融商品であり、商品先物取引委員会(米商品先物取引委員会(CFTC))の監督対象だと論じている。 そのため、州の賭博法の適用外だとしている。

その立場は2026年3月に弱まった。連邦判事が、オハイオ州による賭博法の執行を差し止めるカルシの申し立てを退けたためだ。これにより、規制当局は罰則手続きに進めるようになった。

予測市場で初の事例

複数の州がスポーツ関連の予測市場に異議を唱えてきたが、オハイオ州は初めて、停止命令だけに頼らず、数百万ドル規模の金銭的制裁を求める構えだ。規制当局は、カルシが州内で免許を申請せずに営業を続けたため、より強い執行に踏み切ったと述べた。

カルシは、提案された罰金に異議を唱える審問を請求する選択肢がある。 同社は引き続き、オハイオ州の権限に異議を唱えている。 この争いは、スポーツの結果に連動する予測市場を制限、または規制しようとする州の動きが増える中で起きた。

オハイオ州、スポーツ賭博を巡る争いでカルシに500万ドル(約8億円)の罰金を求める記事がボーナス・ドットコムに最初に掲載された。