- 家族は、致命的なエレベーター転落事故後にカジノが映像を差し控えたと主張
- 転落後にまひした男性、後に負傷が原因で死亡
- 事故原因が不明確でも、訴訟は過失を主張
ネバダ州ラフリンのアクエリアス・カジノ・リゾートでの転落事故で、麻痺した男性が後に死亡した件をめぐり、同男性の家族は、同施設が関連事故報告書や監視映像の提供に非協力的だと主張している。
現在、故人セオドア・「テッド」・ウェバーの遺産管理人が、Aquariusを過失で提訴している。 ただし、同管理人は何が起きたのか正確には把握していないと認めている。
ウェバーは10月13日、アリゾナ州アンセムの自宅から同カジノを訪れていた。 その際、エレベーターを降りるときに滑って転倒したとみられる。
この転倒でウェバーは壊滅的なけがを負い、四肢まひとなった。訴状によると、同氏は11月3日にそのけがが原因で死亡した。訴えは4月8日、クラーク郡地裁に提出された。
「履行不能な空白」
ウェバー氏は78歳で、米陸軍の退役軍人だった。プリンストン大学を卒業し、生化学を学んでいた。ミネソタ州でジェニュイン・パーツ Company(NAPA)に40年以上勤務したと、ミネソタ・スター Tribuneの訃報で伝えられている。
家族は彼を「唯一無二の人物で、学者であり紳士だった」と振り返った。 その死去は「埋めようのない空白を残す」とした。
訴訟では、エレベーター会社1社も被告に含まれている。訴状は、採用、訓練、監督、雇用継続に過失があったと主張している。
訴訟は、res ipsa loquiturを援用している。 これは「事実そのものが語る」を意味するラテン語句である。 事故の正確な原因が不明でも、通常は過失なくして起きない事象なら、原告は状況証拠に依拠できる法理だ。
本件では、遺産管理人側は、エレベーターを降りる際にそのような壊滅的な傷害を伴う転倒は、通常、何らかの危険な状態や保守不良なしには起こらないと主張している。
謎は続く
遺産管理人側の弁護士ダニエル・S・サイモンは、ラスベガス・レビュー・ジャーナルに対し、ウェバー氏の妻メアリー・ミラーさんは、転落の原因をいまだ知らず、夫のまひと最終的な死亡に至った経緯の説明を求めていると述べた。
遺産側は、医療費、葬儀費用、関連費用として250万ドル(約4億円)超を求めている。 さらに、苦痛や苦悩、外見の損壊、精神的苦痛、生活の楽しみの喪失について、1万5000ドル超の追加損害賠償も請求している。
原告側は、家族の悲嘆、悲しみ、扶養の喪失についても、1万5000ドル超の賠償を求めている。 さらに、訴訟費用と、裁判所が適切と認める追加救済も請求した。
リゾートを運営するゴールデン・エンターテインメントは、Casino.orgの取材に対し、係争中の訴訟についてコメントを控えた。