ロシアの議員らは、違法オンラインカジノに対する遮断命令を迅速化する新たな権限を、規制当局と法執行機関に付与する方針だ。

今週の国家院会合で、議員らは賭博サイトの遮断に要する時間を短縮する法案の1回目の審議を承認したと、ロシアメディアのユーラ・ニュースが報じた。

ロシアではオンラインカジノサイトは違法である。 ただ、財務省は禁令を撤回し、運営事業者への課税を始めたい考えだ。

当面、政府機関は違法サイトの遮断を続けている。 ただ、手続きの煩雑さがその取り組みを一貫して妨げていると訴えている。

現行の手順では、統一ギャンブル規制当局が連邦税務局へ通知を提出する必要がある。 その後、同局が各種の確認を行い、オンラインカジノの情報を禁止サイトのブラックリストに加えるか判断する。

法案は手続きの簡素化を提案している。 ブロック命令の承認に要する時間を、約5日から48時間に短縮する内容である。

「法案を第2読会前に最終化したい」と、国家院経済政策委員会のセルゲイ・アルトゥホフ副委員長はロシアの議会新聞に語った。

ロシア議員、遮断命令の迅速化へ

「この件については、財務省や他の機関と連携している」とアルトゥホフ氏は述べた。「オンラインカジノの遮断を支援するため、より迅速な手段を検討している。通常、こうしたサイトは現在、ロシアに非友好的な国の事業者に属している」

法務専門家らは、提案は良い出発点だが、改善が必要だと指摘した。

「ギャンブルサイトが現れる現在の速度を踏まえると、遮断にかかる時間を大幅に短縮することが不可欠だ」と、ロシアの弁護士スタリナ・グレヴィチはユーラ・ニュースに述べた。

ただし、これでオンラインカジノの利用者数、特に若年層が大幅に減るかは疑問だと、グレヴィチは述べた。

若いロシア人は非常に技術に詳しいと、同弁護士は説明した。 グレヴィチはさらに、「彼らはしばしば、ブラックリスト入りしたサイトにオンラインでアクセスする方法を知っている。これらの提案は改善する必要がある」と付け加えた。

一方、同省の計画には、ロシア正教会、精神科の専門家、野党指導者らが強く批判している。